差別には屈しない??

わたし

海外に住むとある著名人のツイッターを見てちょっとひっかかったことがある。

現地語をうまく話せないその人の知人から相談されたそうだ。

公共の場で面識の無い人から、差別を受け罵られたけど何もできなかった、と。

それに対するアドバイスは「日本語で言い返せばよかったんだ!」

「???」

日本語で言い返しても、感情は伝わるだろうけど、子供がわけのわからないことを

泣きながら喚くのと同じなんじゃ?と思う。

観光で外国を訪れる人にも勧めていたけど、それはとても危険な行為だ。

(まず大事なのは関わらない事、とは書いてあったけどね)

海外で差別に会う事は、当たり前だ。まして我々は大人しいとされているアジア人。

なめられるなめられる。

その著名人は差別を受けたことがない。と言っていたけど、気づいていないか気づかないふりを

しているだけだろう。

私もフランスで差別を受けたことがある。

道端で、メトロで、全くの他人から罵倒されたこともある。(私だけ???)

非力な女であるということを差し引いたとしても、そんな時に言い返すというのは

とても危険だと思う。まして日本語でなんて意味がわからない。

低レベルの人間に対抗して、自分の感情を爆発させてもいいことは何もない。

憐れんでやれば充分。

どうしても悔しいのだったら、その経験をバネに、しっかり現地の言葉を学び、

冷静に言い返すことができるようになってから、状況を見極めて発言するならする

という選択をとればよい。

その方の文章には、白人を上に見、アフリカ系を下に見る記述があった。

書いていて、ご自分でも気づいていないと思うが、出ちゃってる。

差別は誰の心にもある。

差別に対抗しろ!と言っているその方自身も誰かを差別している。

私だって例外ではない。

道を歩いていてニーハオと言われることがよくあった。

そのたび、「日本人です」と言い返す。(フランス語でね)

その心理は「中国人と同じにしないでよー」だ。

自覚してる。これって中国人を見下してる。

全く差別心なんて無いよ。人類皆兄弟。という人がいたらお目にかかりたい。

差別をなくそうは無理だと思う。

でもそれを一回脇に置いて、受け入れていかないと。

色んな人が狭い場所で密集して生きているんだから。

傷つけあっても、みんな大好き生産性は上がらない。

でも、もし明日、差別されがちな黒人やアラブ人になったとしたら

そんな呑気な事を言ってられないってのもわかる。

命をかけて、差別と戦う!と思うのかもしれない。

なんか、、、

あまちゃんのアジア人がこんな重いテーマを選んですいません。

もう少し踏み込んで考えないといけないね。

でも、もう、眠いや。。。

ほんとすんません。