2020大晦日

日々

雪がしんしんと降っている

町はとても静か

「不要不急の外出を控えるように」

ご心配なく、出かけません

コロナに始まりコロナで終わったような

あっと言う間の一年だった

個人的には、帰国してから2年と少しが経った

薄紙を剝がすように、元夫への想いを

どこかにちょっとづつ置いていった

思い出がたくさある家に戻り、住んでいるので

ふとした瞬間、彼のことを思い出してしまい

固く目を瞑り、時が過ぎ去るのをただ待つこともあった

でも、なんとかなんとか日々に紛らわせてきた

突然の新型ウイルスの出現

2020年を嫌でも象徴する存在

言い訳や枕詞に”コロナ”が必ず出てくる年だった

そして皆、コロナだからと色んな事を諦め我慢した

もちろんコロナの陰に、人々の営みはしっかりあったんだよ

でもコロナがこの世界の中心にでんと居座った

たくさんの人が亡くなった

医療従事者の方が差別をうけた

政治家にこれ以上ないくらい失望した

そうだ、

我々が間接的に選んだ国のトップが、どれだけ頼りなく

なんの理想もポリシーも持たずにそこにいるか、

いかに国民をバカにしているか、ということが

皆の心に刻まれた

これは私達国民の自業自得だ。

平和ボケした、ゆでガエルの私達

不謹慎だけど、お灸を据えられたんだ

思考停止するな

テレビから離れろ

人々と話せ

この年は生涯忘れられない

色んなことあったはずなのに、全部がコロナだった

来年は、どう生きればいいのだろう

やりたいことがある

会いたい人がいる

最前線で戦っている人がいることを忘れずに、

できることをまた粛々やるだけだ

さあ、とりあえず雪かきをしよう

ありがとう2020

よろしく2021

少しでも皆が心穏やかに暮らせる世界になりますように