3月はマッハ

わたし

春からの新生活に向けて

気持ちを整えている

会社の方針がまだはっきりしておらず

社内の雰囲気はどことなく皆地に足が

ついておらず、フワフワしている。

私はと言えば、どこ吹く風で

20余年ぶりの一人暮らしに夢が膨らみ

違う意味でフワフワしている。

私は、ミニマリストに憧れていて

今回の引っ越しを、絶好のミニマリストデビュー

としてとらえている。

フランス人と結婚していたので、家の中は物で溢れかえっていた

(フランス人はかなりの確率で、物を捨てない、溜め込む

生涯使わないであろうものでも後生大事に置いておく性質を持つ)

正直、この点はうんざりだった。

ガレージに置きっぱなしにしていたガラクタが

引っ越し先のアパートのリビングにそのまま置かれるという地獄。

新居にはガレージがなかったからだ。

ガレージを借りようという希望は「もったいない」

という理由で即却下。

わけのわからないガラクタの存在感たるや。

それも半端な量じゃないからねっ

使わない(拾ってきた)家具とか、

彼の父親の経営していた会社の書類とか

同じく大量の空ファイル、使わない食器

古いボードゲームetc.

もう発狂寸前だわさ。

それでも耐えたよね。

私は結局彼の言いなりで暮らしてきたのよ。

耐える妻だったの。うふ。

離婚して戻った実家も、物が捨てられない世代

とでもいうのでしょうか

母が物に埋もれて暮らしておりました。

でっかい食器棚の中にみっちりとある食器。

今現在活躍している皿は、おそらく総数の5%くらい。

消費税以下よ!

毎日使っても2,3年はかかるんじゃね?っていうほどの

割り箸やストロー。

からっからに乾いている、コンビニとかでもらうおしぼり。

10冊はゆうに超えるレシピ本

洋服も、タオルも、シーツも、売る程ある。

語学学習のためのCDも50枚くらいありそう。

(聞いていたのは最初だけ)

もう、窒息しそう。

その反動から、私はシンプルライフ

ミニマルライフに憧れるようになったのだった。

どこに何があるかわかる家。

明日でもすぐに引っ越しできる身軽さ。

これこそ私が追い求めていたのよぉ

とはいえ、私も母のDNAを受け継ぐ人間だ

”ミニマリストる”には相当な覚悟がいるだろう

認めたくないけど、私はミニマリストには

遠い人間だ。

旅行に行くといっては、あれもこれも持って行かないと

心配。

仕事の書類も、PDFでデータを取り、更に紙ベースで

ファイリングしておくなんてことを平気でやっている。

書類が整理できず、書類を探すという生産性ゼロの

時間がけっこうある。

ぐるりと自室を見渡せば、断捨離したはずなのに、

また物物物。物の無言の圧を感じる。

「いつかメルカリで売ろう。」

しかし、そんな日は来ないことを己が一番知っている。

そうなのです。

ミニマリストになろうにもなれないからこその

強い憧れ!

もう引っ越しというショック療法くらいしか

生まれ変わるすべは無いっ、というところに

ナイス!

転勤の話し到来!

ミニマリストの神様、私にチャンスをお与え下さり

ありがとうございます

こんまり様、ときめかないものは決して部屋に置きません

どうぞ皆さま見守って下さい。