3月11日

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忘れる事のできない日

14時46分、黙祷した。

今でも生きているのが辛いと思う人は

たくさんいるはずだ。

私は、あの日亡くなった方に祈りを捧げることと

今もまだ地震が終わっていない方に

心の穏やかさが一瞬でも訪れてくれることを

願うことしかできない。

心の余裕が無い社会だ。

でも、今日だけは静かにあの時のことを想う

時間がなければならない。

皆あの映像を見て、傷ついていたはずなのに

時が過ぎれば忘れてしまう。

残されるのは、渦中の人達だけ。

心細さと、どこにもぶつけようのない怒りを

持て余している人々がいる。

どこかにいるその人達を決して忘れてはいけない。

そして、この国にうまれた子供たちのために

私達がやらなければならないことがある。

それがはっきりしているのに、できない現実がある。

難しくもない、複雑でもないことだ。

でも、大きな力に打ち勝つことは難しく複雑だ。

私は、毎日絶望に近い気持ちを持つ。

そういう気持ちを持つことが嫌だから

あらゆる情報から目を逸らす。

それが、間違っていると思っている。

私たちは私たちが作って来た悪を

私たちの手で止めないといけない。

何の責任もない子供たちのためにも。

この日は毎年そんな事を考えている気がする