実家の火災保険がもうすぐ切れてしまう。
ここ最近の天変地異からだろう、15年前加入した時より
保険料が倍近く値上がりしている印象。
もはや南海トラフ地震が起きるのは、ほぼ確
だから、保険もここまで値上がりしたのでしょう。
私は、日本海側の小さな街から、太平洋側に
引っ越すことになる。
正直、嫌だ。
震度７の地震も想定されるらしい。
経験したことのない、揺れ。
働く場所はビルの19階。
エレベーターが使えなかったら、大量の人が避難するのに
どのくらいかかるのだろう。
火事が起こらないとも限らない。
原発は？
考えてもしょうがない。
こう思う。
私たち人間は自然を我が物顔で破壊し
服従させてきた。
それに怒った自然が、デトックスをして正しい
姿に戻ろうとしているのではないかと。
人間は自然界ではがん細胞と同じ。
性懲りもなく、自然をねじ伏せようとする人間は
阿呆だ。
自然と共存しないと、私たちの未来はない。
でも、どうすればいいのかわからないところまで
来ている。
怪しい新興宗教の神様に祈るか？
馬鹿なふりして、恐怖を誤魔化し、何の準備もしないで
ただ流れに任せるか。
地震が起きずらい、世界のあまたある場所へ移住するか。
諦め、何にも声をあげずにただその時を待つか。
全てが、破壊されるんだったら、
何のための創造なの？
何のための諍いなの？
ああ、全てが虚しく感じる。
そして、高すぎる火災保険。
痛い、痛い出費。でも、
母と家をわずかでも守れるとしたら
払うしかない。
