スマホ。
若者は右手持ち。ジジババは左手持ち。
というネットニュースを見た。
固定電話を日常的に使っていた世代は電話を
左手に持つほうがしっくりくるから、若者でない
者は左手に持ちたがるそうだ。
私はこのニュースを目にした時少なからず
衝撃を受けた。
右手持ちなんて、私の中ではあり得ないこと。
早速、電車で調査。
確かに、若者は右手持ち右手操作が多い。
若くない人は、左手持ち右手操作が多い。
ネットニュースまんざらうそではなさそう。
調査をして思ったが、左手持ち右手操作は
圧倒的にダサい。どんくさい。年寄りくさい。
ということで、私も若く見られたいので
右手持ち右手操作に矯正。
5秒後確信。
できない。
なんで、若者はああもたやすく
操作できる?
私の場合、スマホが落ちそうになるし、
そもそも親指が届かない場所もある。
私より小柄の女子だって右手持ちしながら
サクサク右手で操作している。
負けた。
謎の敗北感。
私は、若作りすることさえできないのだ。
おばちゃんが恰好つけて、右手のみで
スマホを操ろうなんて100年遅いのだ。
ということで、私はこれからも左手で
スマホを握りしめ、右手人差し指で
一文字、一画面、確実にタップしていく。
からっからの指先ゆえ、反応しない場合でも
焦らない。想定内。
何度もトライしていく。
その画面が変わるまで。
そうやって、人生を切り開いていく。
なんのこっちゃ。